新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は2019年12月中国の武漢市で第1例目の感染者が報告されてから, わずか数カ月ほどの間にパンデミックと言われる世界的な流行となりました。2022年もコロナに明け暮れた1年でした。それに加えて2/24にロシアによるウクライナ侵攻が始まり世界中が騒然とした1年でした。第二次世界大戦以降、77年間、平和を享受してきた日本ですが、外に目を向けますと、ロシア、中国、北朝鮮と世界でも有数の武力を前面に出す国々を隣国に持っており、不安になります。一方国内に目を向けますと、7/8に稀代の政治家の安倍晋三元総理の銃撃事件は驚愕しました。統一教会との関わりは明らかではありませんが、安部元総理の功績はきちんと評価されるべきと思います。また多くの仕事(医療関係も例外ではなく)で叫ばれる人手不足が危惧されます。とくに産科、小児科の先生方は著明な少子化を肌感覚として強く感じられているようです。
明るいニュースとしてはスポーツの世界で、昨年をうわまわるMLBの大谷選手の活躍、サッカーワールドカップでの予選リーグで、ドイツ、スペインを破り1位通過の日本の活躍が心に残ります。
クリニックに目を向けますと、コロナ感染、上気道炎、ウイルス性胃腸炎を主とする発熱外来を行いながらの通常診療はなかなか思うようにできず、おいでいただいた患者さんの中にはご不満な方もおられたかも知れません。この場を借りてお詫びいたします。今年当院で行った改善は、患者さんの待ち時間を減らす目的で2月にウエブ問診の導入、5月に次回受診予約の開始、7月に胸写の診断補助としてAiの導入、9月に自動精算機の導入、10月にライン連携による受診予約の開始等が挙げられます。小さなクリニックですが、開業して7年目を迎え、今年も『牛歩の如く』できることをコツコツとやってきました。足りないところは多々あるかと思いますが、暖かい目で見守っていただければ幸いです。本年もお世話になりました。皆様よい年をお迎えください。