衝撃的な一報でした。歴代最長の首相を務めた安倍晋三元総理が選挙応援におとずれた奈良で7月8日午前11時半に凶弾に倒れました。52歳と戦後最も若くして総理になるも持病の潰瘍性大腸炎でわずか1年では辞任しました。体調が回復した後は地域を回り続け、自民党が野党時代の2012年9月に自民党総裁になった後、2012年12月の衆議院選挙で自民党が与党に返り咲くと最長の総理大臣を務めました。その間、選挙には常に勝ち、国民に負担のかかる増税を2回も行い、2014集団的自衛権の解釈変更、2015年に安全保障関連法を成立し、持病の悪化に伴い2020年9月に辞任するまで歴代最年長の7年半政権を維持しました。
安倍総理の功績はたくさんあり、そのことに対する評価は後世に任せますが、私自身は一度どん底に落ちた後に這い上がったきた姿に尊敬の念を感じていました。
母方の祖父は岸信介元総理で多くの批判の中、日米安保を成立させました。父の安部晋太郎氏は総理目前の67歳で病魔に倒れました。安倍晋三氏は父の急死に伴い1993年国会議員になり29年間を駆け抜けました。念願の憲法改正を2/3の改憲勢力を保ちながらも総理時代は急がず、今回の選挙の結果次第で改憲を推し進める意向だったと思います。夢の実現の寸前で、父と同じ67歳での急逝でとても無念であったことでしょう。ロシア、中国、北朝鮮という多数のリスクをかかえる日本にとって大事なリーダーの一人を失った事に対して残念でなりません。今はただただご冥福をお祈りいたします。