新型コロナワクチンについて分かってきたこと 忽那賢志先生のブログより

佐賀でもいよいよコロナワクチンの接種が始まりました。現在基幹病院の医療従事者へのワクチンは開始されており、今後は高齢者へのワクチン接種が始まります。ちなみに私達開業医はまだですが、4月末には始まる予定の様です。さていつも参考にさせてもらっている忽那賢志先生のブログよりワクチンについての記載がありましたので、要約を載せます。ご興味があるかたは本文を見てください。

 

日本国内で承認後に明らかになってきた新型コロナワクチンに関する最新知見

・現時点で国内で承認されているのはファイザー/ビオンテック社が開発したmRNAワクチンという種類の新しい技術を用いたワクチン。

このファイザー社のmRNAワクチンはランダム化比較試験という最も強い科学的根拠となる臨床研究によって、プラセボ群と比較して発症予防効果95%という非常に高い効果が示された。「発症リスクが、20分の1になる」とも言える。3,950人の医療従事者、ファースト・レスポンダー(救助隊・救急隊・消防隊・警察など)、エッセンシャル・ワーカーを対象に、13週間連続で毎週新型コロナウイルスのPCR検査が実施されました。

その結果、症状の有無にかかわらず、新型コロナワクチンの2回の接種から14日以上経った人は90%の感染予防効果が示された。

ワクチン接種者が感染しにくくなる、ということは、接種者がその周りの人に感染を広げる可能性が低くなる、ということ。

新たに分かったこと② 接種半年後も十分な効果を保っている

新たに分かったこと③ 変異株にも効果がありそう

新たに分かったこと④ 日本人での副反応も想定内である

特に2回目の接種後は、3割以上の人に接種翌日に37.5度以上の発熱が見られるなど、全体的に副反応の頻度が高くなっています。若い人の方が発熱などの全身症状が出やすいようです。

・またアナフィラキシーについては、海外の報告よりも頻度が高いようですが、適切に対応し軽快していることから、大きな懸念とはならないと考えて良いとのことでした。

 

 

2021年04月18日