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ユマニチュード

昨日アバンセでユマニチュードという新しい認知症ケアアプローチに関する講演がありました。演者は本田美和子先生です。私が以前働いていた病院で介護士の方に教えてもらい、それ以来興味を持っていたケアアプローチです。最近テレビの報道特集でも取り上げられ認知度も高まっています。見る、話す、触れる、立つという4つを基本にあなたは私にとって大事な存在であるというこを相手に伝える技術とのお話はとても印象的でした。決して魔法ではなく誰でも学べる技術であるそうです。実際のビデオ画像を見ると、具体的な技術はたくさん隠れているようですが、まだうまく話せない幼児に接するお母さんのような感じを受け、患者さんがとても和やかな表情をされていました。今後研修を受ける場が拡がることを望みます。

2017年03月24日
大腸内視鏡検査

「大腸内視鏡検査について」
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は下剤を飲むのがきつい、痛い検査と思われることが多く敬遠されがちですが、当クリニックでは、患者様が安心・安全・安楽な検査ができるように心がけております。男女とも40歳代から大腸癌にかかる確率があがっています。そこで40歳代からのチェックがとても大切になってきます。今回は大腸内視鏡検査について説明したいと思います。
大腸内視鏡検査では、腸の内容物(便)が残っていると十分な観察ができません。そのため、腸管を空にすることが大切です。
・毎日排便があるように、便通に気をつけましょう。
・便秘で下剤を服用されている方は、必ず飲み続けましょう。
・検査の2~3日前より、消化の良いものを食べましょう。
以前は、腸管洗浄剤を2L服用していただいていましたが、現在は2L全部服用しなくてもよいものが発売されており、少しは楽に検査を受けていただけるようになりました。当クリニックでは、事前に腸管洗浄剤の服用の仕方を患者様一人一人に合わせた説明を行い、検査当日はリラックスして服用していただけるように男女別の検査前処置室を設けており、少しでも苦痛なく検査を受けていただけるように、取り組んでいます。
ぜひ、大腸内視鏡検査を受けてみられてはいかがでしょうか。写真は当クリニックの下剤を飲む部屋です。男女別(トイレも含めて)となっております。看護師久本美香

2017年03月16日
認知症対応力向上研修会

3/3に肥前精神医療センターで開催されたかかりつけ医認知症対応力向上研修会に参加してきました。認知機能評価、3月から施行される改正道路交通法の75歳以上の方々の免許更新にあたっての変更点、認知症になられた方々を介護するご家族にとって対応が困難なBPSD(行動心理症状)への対応などについて研修を受けました。
BPSDで対応が困難な患者さんへの看護師の方の関わりの報告もあり、勉強になりました。
認知症予防についてはいろいろ報告がありますが、単一のものでは予防効果がなく、運動、認知トレーニング、生活習慣病の管理、食事指導などを組み合わせてやる必要性を強調されていました。
当クリニックでも生活習慣病の管理とともに4月から認知トレーニングを地域の皆様に提供していく予定です。

2017年03月05日