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健康寿命と平均寿命

厚労省よりでているデータで健康寿命と平均寿命というものがあります。前者は日常生活に制限のない寿命の平均で後者はいわゆる寿命の平均になります。その差(平均寿命-健康寿命)が日常生活に制限のある不健康な期間を意味することになります。男性で9年、女性で13年弱です。この健康寿命をいかに伸ばすかということが、かかりつけ医である当院で取り組まねばならないことと考えています。
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2017年04月10日
ユマニチュード

昨日アバンセでユマニチュードという新しい認知症ケアアプローチに関する講演がありました。演者は本田美和子先生です。私が以前働いていた病院で介護士の方に教えてもらい、それ以来興味を持っていたケアアプローチです。最近テレビの報道特集でも取り上げられ認知度も高まっています。見る、話す、触れる、立つという4つを基本にあなたは私にとって大事な存在であるというこを相手に伝える技術とのお話はとても印象的でした。決して魔法ではなく誰でも学べる技術であるそうです。実際のビデオ画像を見ると、具体的な技術はたくさん隠れているようですが、まだうまく話せない幼児に接するお母さんのような感じを受け、患者さんがとても和やかな表情をされていました。今後研修を受ける場が拡がることを望みます。

2017年03月24日
大腸内視鏡検査

「大腸内視鏡検査について」
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は下剤を飲むのがきつい、痛い検査と思われることが多く敬遠されがちですが、当クリニックでは、患者様が安心・安全・安楽な検査ができるように心がけております。男女とも40歳代から大腸癌にかかる確率があがっています。そこで40歳代からのチェックがとても大切になってきます。今回は大腸内視鏡検査について説明したいと思います。
大腸内視鏡検査では、腸の内容物(便)が残っていると十分な観察ができません。そのため、腸管を空にすることが大切です。
・毎日排便があるように、便通に気をつけましょう。
・便秘で下剤を服用されている方は、必ず飲み続けましょう。
・検査の2~3日前より、消化の良いものを食べましょう。
以前は、腸管洗浄剤を2L服用していただいていましたが、現在は2L全部服用しなくてもよいものが発売されており、少しは楽に検査を受けていただけるようになりました。当クリニックでは、事前に腸管洗浄剤の服用の仕方を患者様一人一人に合わせた説明を行い、検査当日はリラックスして服用していただけるように男女別の検査前処置室を設けており、少しでも苦痛なく検査を受けていただけるように、取り組んでいます。
ぜひ、大腸内視鏡検査を受けてみられてはいかがでしょうか。写真は当クリニックの下剤を飲む部屋です。男女別(トイレも含めて)となっております。看護師久本美香

2017年03月16日
認知症対応力向上研修会

3/3に肥前精神医療センターで開催されたかかりつけ医認知症対応力向上研修会に参加してきました。認知機能評価、3月から施行される改正道路交通法の75歳以上の方々の免許更新にあたっての変更点、認知症になられた方々を介護するご家族にとって対応が困難なBPSD(行動心理症状)への対応などについて研修を受けました。
BPSDで対応が困難な患者さんへの看護師の方の関わりの報告もあり、勉強になりました。
認知症予防についてはいろいろ報告がありますが、単一のものでは予防効果がなく、運動、認知トレーニング、生活習慣病の管理、食事指導などを組み合わせてやる必要性を強調されていました。
当クリニックでも生活習慣病の管理とともに4月から認知トレーニングを地域の皆様に提供していく予定です。

2017年03月05日
高額医療費制度

高額療養費制度とは病気や怪我での入院・手術などで、医療費が高額になる場合に家計の負担を軽減するために、一定の金額(自己負担限度額を超えた分が申請により払い戻される制度です。

制度を利用するには加入している健康保険が国民健康保険の場合は各市区町村役場へ、社会保険・国保組合の場合は各保険者へ支給申請書の提出が必要です。

事前に医療費が高額になるとわかっている場合、70歳未満の方は事前に「限度額適用認定証」の発行を受け、医療機関へ認定証の提示をすることで、高額な医療費を準備しなくても窓口での支払いを自己負担限度額以内にとどめることが出来ます。70歳以上の方は、保険証・高齢受給者証の提示をすることで1ヶ月の医療費が自己負担限度額までとなりますが、医療費の一部負担金の割合が1割で、市町村民税非課税世帯の方は「限度額適用・標準負担額減額認定証」の発行を受け、医療機関へ提示することで医療費の自己負担限度額や入院の食事代等の負担が軽減されます。

各認定証発行の申請先は

国民健康保険の方・・・市区町村役場
社会保険、国保組合の方・・・各保険者

後期高齢者医療の方(原則75歳以上)・・・市区町村役場(後期高齢者医療係)
高齢受給者証をお持ちの方(70~74歳)・・・国民健康保険の方は市区町村役場
社会保険、国保組合の方は各保険者

今日お話しした高額療養費制度の他にも紹介してありますので、クリニックへお越しの際はぜひご覧ください。 事務部 副島久美子

2017年02月23日
大腸がんの新聞記事

先日西日本新聞の大腸がん検診啓もうの記事への協賛を行いました。消化器系のがんは半数は治る時代になっています。症状のある方はむろん医療機関受診が必要ですが、症状のない方々も、がん検診をぜひ受けてください。

2017年02月13日
桂文珍

1/29に鹿島市民会館で桂文珍独演会を見てきました。古典落語というより、桂文珍が好きでとても楽しみでした。昨年は福岡での独演会に息子たちを連れていき、今回は妻や娘たちにも付き合ってもらいました。とても楽しい時間でした。観客の方々は平均年齢が高く、ご高齢の方々が大きな笑い声を出されているのはとてもいいことだと思います。文珍さんには、次回佐賀市にも来ていただきたいものです。

2017年02月12日
佐賀朝日健康セミナー(ピロリ菌について)

先日ニューオタニでありました佐賀朝日健康セミナーに参加してピロリ菌のご講演を聞いてきました。消化器内科専門ですが、その分野の第一線の方々の話はとても勉強になります。印象に残ったことを書き記します
・胃がんの多くは、ピロリ感染による慢性胃炎を発生母地としいること。とくに若年者(50歳未満)の胃がんはそうである。
・ピロリ菌除菌は80~90%は成功する。
・一次除菌が失敗して二次除菌をするタイミングは早い方が除菌成功率が上がる
・除菌薬の副作用発現率は10%以上あり、内服中止する程の強い副作用としては下痢、発熱、発疹、喉頭浮腫、出血性腸炎などで頻度は2~5%程度
・胃がんは年間5万人弱の方々が他界されており、佐賀県で年間約800人が胃がんが見つかり、約400人が胃がんで他界されているということ
・佐賀県が日本で初めて中学3年生のピロリ検診を始めたことは極めて画期的な事だということ(行政と医師会や佐賀大学の関係者の方々に感謝です)。

2017年01月18日
嘔吐下痢症②

嘔吐下痢症は感染力が非常に強い為、集団生活をしている子供や一緒に暮らしている家族まで感染することがある病気ですので、嘔吐物や便の処理の際は十分注意して行いましょう。
嘔吐物・便の処理をする場合の注意点
・マスクの着用(ウイルスを含んだホコリが舞い上がり、吸い込むことで感染します)
・ビニール手袋の着用
・嘔吐物や便に汚染された衣類や床は塩素系消毒剤(ハイター等)で消毒します。
  *塩素系消毒剤の作り方
500mlのベットボトルに水を半分程度入れておきます。
次に家庭用塩素系漂白剤を10ml (ペットボトルキャップ2杯)を入れる。
最後に水を加えて全体を500mlとする。
ふたを閉めてよく振って混ぜ合わせてください。
  便や嘔吐物が付着した床、衣類、トイレなどの消毒に有効です。
・入浴時の感染に気をつけましょう
ウイルスに汚染された浴槽水から感染することがあります。家族でタオル等を共有することで感染が拡がることがありますので、取扱いに気をつけましょう。 
西村由香

2017年01月04日
嘔吐下痢症①

嘔吐下痢症
いまの寒い時期に多い病気に嘔吐下痢症があります。今回はこのことについて少し書いてみます。
嘔吐下痢症とは読んで字の如く、嘔吐下痢を繰り返し、一般にはウイルス性胃腸症と診断されることが多い疾患群です。有名なものには乳幼児に感染することが多いロタウイルス、集団感染などでニュースになることが多いノロウイルスがあります。
基本的にはウイルス性感染症ですので、本人への治療は対症療法になります。また周囲への感染の拡がりを防ぐ、感染予防が基本対策となります。
・吐き気に対して:
急性期の吐き気が強い時期(数時間~一晩程度)には、口から入れた分吐きますので、無理に栄養や水分をとらないでもよいです。ただ乳幼児、ご高齢の方では脱水で状態が悪くなることがありますので、普段と比較してぐったりしている等の時は早めに小児科に受診してください。乳幼児ではれば座薬や漢方の五苓散等が症状緩和には有効です。
吐き気が少し落ち着いたら、少量の水分補給から開始します。スプーン1杯から初めて、ゆっくり時間をあけて、内容も少しアップして、頻回に入れます。吐いてしまったら、またスプーン1杯からやり直しです。
お勧めの飲み物、OS-1、お茶、リンゴ汁等
嘔気が収まり、下痢だけになったら便の様子を見ながら徐々に食事摂取を行っていきます。
・下痢に対して
成人の方であればお薬で急いで下痢をとめる必要性はないと思います。脱水に注意して下痢がおちつくのを待ちます。内服としてはビオフェルミンなどの整腸剤が基本になります。ただ頻回の下痢で脱水もうかがわれる場合には下痢止めとしてお薬(ロペミン等)を処方したります。
ウイルス性感染症の特徴は、急性発症で、ピークは初期の数日間で、徐々におちついていくものです。逆に症状が増悪する場合は、かかりつけ医、かかりつけ医をお持ちでない方はもよりのクリニックや病院に受診してください。

・周囲への感染予防
嘔吐物への対応が重要ですし、また手洗い、うがいは基本です。
当クリニックのナースが書いた、注意事項をご参考にされてください。

2017年01月04日