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間質性肺炎

昨日は毎回参加させていただいている総合診療カンファランスに参加してきました。今回は佐賀大学呼吸器内科の高橋先生による間質性肺炎のお話でした。頻度は比較的まれではありますが、診断されて平均余命が3年と、膵臓癌、肺癌につぐ程度の予後不良な疾患であるということに驚きました。当院でもかかりつけ医としては早めに見つけて、専門医にご紹介することを目指したいと思います。疫学としては高齢、男性、喫煙歴、家族歴、胃食道逆流、環境因子としては粉塵などが舞う職場などがリスクとして挙げられました。症状として労作時の呼吸苦、30m歩行で血中酸素濃度の低下、聴診所見の重要性を強調されました。また肺疾患では肺機能検査が疾患の拾い上げには有効です。当院でも肺機能検査をできるように設備を準備中です。

2017年05月18日