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佐賀朝日健康セミナー(ピロリ菌について)

先日ニューオタニでありました佐賀朝日健康セミナーに参加してピロリ菌のご講演を聞いてきました。消化器内科専門ですが、その分野の第一線の方々の話はとても勉強になります。印象に残ったことを書き記します
・胃がんの多くは、ピロリ感染による慢性胃炎を発生母地としいること。とくに若年者(50歳未満)の胃がんはそうである。
・ピロリ菌除菌は80~90%は成功する。
・一次除菌が失敗して二次除菌をするタイミングは早い方が除菌成功率が上がる
・除菌薬の副作用発現率は10%以上あり、内服中止する程の強い副作用としては下痢、発熱、発疹、喉頭浮腫、出血性腸炎などで頻度は2~5%程度
・胃がんは年間5万人弱の方々が他界されており、佐賀県で年間約800人が胃がんが見つかり、約400人が胃がんで他界されているということ
・佐賀県が日本で初めて中学3年生のピロリ検診を始めたことは極めて画期的な事だということ(行政と医師会や佐賀大学の関係者の方々に感謝です)。

2017年01月18日